実習中断?!
次の日、実習先の先生に調べた事を話した。
先「あ〜そうだね。じゃそれをやるだけだよ」
自「そうなんですが、やり方がいまいちイメージつかなくて、、」
先「言ったじゃん昨日。もうやれてるよって笑
ん〜そうか、、じゃあ僕の動きでもいいし、他の先生について回ってもいいし、(動き)を見てみな。ヒントは(盗む)」
自「了解です。(盗む、、?)
まだいまいちわからなかった。一体どうすればいいか。
その日ははひたすら先生の動きに着目した。
柔軟に頭の中のプランを立てながらスムーズに患者との時間を有効に使っている。凄い人は患者も次に何やるか説明もなしに進んでいるから凄い。
自分もそんな感じになれるのかなぁ?
この学生時代の立場から先生達の動きは凄いとしか言いようがない。
なんでこんなに早く的確に動けるのだろう?
とある先生の動きに注目してみた。発語が聞き取りづらい患者だった。
なんだか、先生は落ち着きないように身体を大きく使った動きが多い。
中々患者も思ったように動けてない。
それを見ていた僕は「やっぱり伝えづらいんだな〜先生でも難しいんだから難易度高いよきっと」
そう思った。
フィードバックの時間があっという間にやってきた。
先「今日の朝の課題。どうだった?」
自「そうですね。。○○先生のリハ見てたんですけど。中々声出しづらい方がいて。先生も伝えようとしてたんですけど中々伝わってなかったように感じました。やはり、難しいんですかね?」
先「あ〜あの患者さんね。うんうん、わかるよ。
そうか、うまくできてないように見えたんだ?」
自「ん〜正直あーいった患者さんは難しいなぁって思いました。」
先「そうかぁ。じゃあ実習も一回中断するか?」
自「え!?いやいや、そんな思いはないです。続けさせてください!」
先「ん〜、、なんだかなぁ、、君は患者を選んでる気がするんだよね。言い訳して、難しいと言って。たしかに、難しい人はいる。だけど、病気をされて、少しでも良くなろうとして、みんなここに来るの。僕らを頼って来るの。それが前提なの。だから、僕らは目の前の人に常に最大限の努力をしていかなきゃいけない。」
自「、、、すいません。」
先「っって、話をしてみました。怒ってないよ。正直な話、学生時代にそう言ったことに気付かずに通り過ぎて、いざ社会に出て周りに迷惑かけるやつもいるんだわ、これが。だから、今担当になった人をしっかりと面と向かってほしいんだ。
と言っても、人間だから合う合わないはあるけどね。そう言った時は潔く変わった方がいい時もあるよ。」
話を聞いていて「あっ」とおもった。ついついネガティブな発言が多くなっていた。反省。
僕は人を選ぶ立場にない。
その日は下を向いたまま帰ることになった、。